道路
機能強化
測点間隔の改善
RXL、LandXML、および12da道路では、測点間隔を定義する際に次の改善が加えられました。
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ラインの測点間隔と、円弧とすりつけの測点間隔をそれぞれ定義することができるようになりました。円弧とすりつけの測点間隔値をそれぞれに設定することで、曲線の間隔を詰めることができ、より正確に地上の設計を再現することができます。
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間隔値の指定または編集が容易になりました。
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道路を定義する際、道路名を入力する時に間隔値を指定できるようになりました。以前は、間隔は平面線形の開始ポイント要素の一部として指定されていました。
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道路を編集する時に、オプション画面から間隔値を編集できるようになりました。杭打ちプロセスの開始時に値を編集することもできます。
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道路を杭打ちする際に、リストから測点を選択する時に、新しい測点設定画面を使用して間隔値を編集できるようになりました。
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リストから測点を選択する時に、新しい測点選択画面を使用することで以下の操作を行うことができるようになりました:
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測点リストから使用可能な測点を指定する。以前は、杭打ちプロセスを開始する時に オプション 画面でのみ利用可能でした。
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測点間隔の増加に使用する方法を選択します。
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0基準式は、ステーション間隔の倍数であるステーション値を取る方法で、初期設定ではこの方式が設定されています。
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比例法では、ステーション開始値に対してステーション値は比例します。
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詳細については、Trimble Accessヘルプのトピック杭打ち可能な測点を参照してください。
道路選択
線形をタップするのではなく、道路面をタップしてマップから道路を選択することができるようになりました。
メニューワークフローの機能強化
定義および杭打ちメニューでLandXMLストリング道路を、杭打ちメニューで12da道路を選択することができるようになりました。以前は、LandXMLまたは12da道路はマップからのみ選択できました。
メニューからのRXLの選択をより明確に
定義メニューを使用して道路を編集すると、道路を選択した後、道路リストは表示されなくなります。これにより、別の道路を選択しても、最初に選択した道路を編集している可能性を回避することができます。
工事オフセットデルタ
3つの工事オフセットすべてを杭打ちフォームに表示できるようになりました。
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水平定数オフセット
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鉛直定数オフセット
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測点定数オフセット
以前は、現在は削除された工事オフセットデルタを選択することによってのみ、水平オフセットを表示することができました。
杭打ちパフォーマンスの向上
マップ更新の遅延が少なくなり、特にAndroidコントローラで長い道路を杭打ちするときに、杭打ち済みデルタの更新が速くなるはずです。
解決された問題
- RXL参照線形: メニューから杭打ちするRXL 道路を選択してから、参照線形として別のRXL 道路を選択すると、マップ内で参照線形が強調表示されるようになりました。
- ナビゲーション時に表示されるGENIO道路線形: ストリングまたはストリング上の測点まで杭打ちする際、線形がが除外項目として表示されない問題を修正しました。これはナビゲーション画面上のみの問題であり、杭打ちデルタには影響しませんでした。
- 12daの1ストリング/2ストリング杭打ち: これらの杭打ち方法に、次のようないくつかの修正を加えました。
- 2ストリング法を使用して12da道路を杭打ちする際、垂直工事オフセットを適用できるようになりました。
- ストリング選択リストに戻ると、現在選択されているストリングが選択された状態で表示されるようになりました。
位置がストリングに隣接していない場合は、選択したストリングが選択されて表示されます。
マップからのストリングの選択が改善されました。以前は、マップ上の複数のストリングをタップしてからリストからストリングを選択した場合、最初の試行時にストリングの名前がストリング名フィールドに常に表示されるとは限りませんでした。
- 工事オフセットを追加すると、平面図に表示されるようになりました。
- 自分自身に戻るストリングの正しい測点が目標にされるようになりました。以前は、ソフトウェアは常に最も近い測点を目標にしていたわけではありませんでした。
- 横断表示でターゲットを表示するために、 ズーム範囲 を選択する必要がなくなりました。これは、ターゲットが2つのストリングの間にない場合にのみ発生していた問題です。
- 平面線形に非接線要素が含まれる場合の道路のサポートを改善
- 最も近いストリングフィールドに、線形名が確実に自動入力されるようになりました。
- 2ストリング杭打ち方法を使用の際、デルタがストリング2 に対してのみ表示されることがある問題を修正しました。
- 1ストリングおよび2ストリング杭打ち方法が、杭打ちドロップダウンリストに表示されないことがある問題を修正しました。
- DTMを基準に杭打ちを行うと、横断表示に描画されたDTMは現在の位置まで延長されます。
- 杭打ち道路リスト: ファイルの種類でリストを並べ替えることができるようになりました。
- 使用可能なストリングリスト: ストリングフィールドからアクセスした使用可能なストリングのリストが空だったり、線形しか表示されないことがある問題を修正しました。
- 法面の杭打ち: ナビゲーション画面で法面を追加または編集する際のワークフローに、次のようないくつかの修正を加えました。
法面ではない最も外側のストリング上の測点を杭打ちする際、切土溝を杭打ちできるようになりました。旧バージョンでは、ナビゲーションデルタはヌルで、ターゲットが表示されませんでした。
法面ストリングまで杭打ちする際、斜面の値を編集した後、ターゲット位置が更新され、新しい値が反映されるようになりました。
法面ストリングまで杭打ちし、切土斜面のつなぎ目を杭打ちすると、横断表示にターゲットが表示されるようになりました。
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DTMを基準とした杭打ち: DTMを基準とした杭打ちを行う際の、以下の問題を修正しました。
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垂直オフセットを使用する際、DTMまでの垂直距離とDTMまでの鉛直距離のデルタが表示されない。以前は、DTMまでの垂直距離デルタはDTMまでの鉛直距離値を表示していました。
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DTMまでの鉛直距離デルタは杭打ち済みデルタの確認画面に表示されるようになりました。
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ターゲット中心杭打ちナビゲーション: 杭打ち方法がストリングまでの場合、表示モードがターゲット中心に設定されていると、ソフトウェアが測量士中心モードを表示し続ける問題を修正しました。
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工事オフセット: 工事オフセットを入力すると、強調表示が次の工事オフセットフィールドに移動するようになりました。以前は、強調表示は杭打ちフィールドに戻っていました。
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測点工事オフセット: 杭打ち方法がストリング上の測点で、ストリングを選択する代わりにオフセットをキー入力した場合、測点工事オフセットが適用されない問題を修正しました。
- ブレーキ測点のための測点選択: ブレーキ測点を含む道路の測点値をキー入力する際、ゾーン番号を含める必要がなくなりました。これはレビューと杭打ち時に発生していた問題です。
- 正確な標高鉛直距離: 正確な標高統合測量中に、ストリング上の測点を測定するときに鉛直距離デルタがヌルになる問題を修正しました。
- 名目上の測点計算機: 名目上の測点値を入力し、必要に応じて名目上の測点値を計算するための計算機にアクセスすることができる、測点リストの下部にある測点フィールドを復帰させました。杭打ちフォームの測点フィールドに名目上の測点を入力することはできますが、計算機は測点リストの下部の測点フィールドを使用した時にのみ使用することができます。
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アプリケーションエラー:ソフトウェアを使用したり閉じたりする際にアプリケーションエラーを時折発生させる幾つかの問題を修正しました。とりわけ:
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工事オフセット画面を表示してから、メインメニューを使用してマップに戻り、ポイントをダブルタップした後。
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レイヤーマネージャが開いていて、プロジェクト内に他のジョブがないときに、新規ジョブ画面で12daファイルを選択した場合。
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GENIO 道路を定義しようとする場合。
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