2025.10

Trimble Accessソフトウェアのバージョン2025.10は、2025年4月月から利用可能です。

これらリリースノートでは、Trimble® Access™ソフトウェアの本リリースでの新しい機能や変更について説明します。また、これらのリリースノートをPDFファイルとしてダウンロードすることもできます。

新機能および機能強化

より迅速で簡単な交会法のための交会法の改善

トータルステーション測量中に交会法を実行する際、ターゲットが配置されているポイントの名前を必要とせず、交会法の計算を行うことができる自動交会法機能が組み込まれるようになりました。この機能により、恒久的な基準点にターゲットが複数設置されている複雑な現場でも、交会法を素早く実行することができます。

自動交会法機能を使用するには、ポイント名がジョブまたは関連CSV、TXT、またはジョブファイルに含まれていることを確認してください。

自動交会法機能を使用するには、ターゲットへの測定時にポイント名フィールドを空白のままにします。Trimble Accessソフトウェアの自動交会法ルーチンは、観測結果をジョブまたはリンクファイル内の適合する可能性のあるポイントと自動的に一致させます。

使用可能な解が複数見つかった場合は、ソフトキーを使用して解を順に表示し、交会法 - 残差フォームとともにマップ上で確認することができます。必要に応じて、選択したポイントを変更して交会法を再計算したり、別のポイントまでの測定を実行することができます。

現在の解のどれが正しいか分からない場合、あるいは正しいものがあるのかどうかも分からない場合は、次のいずれかを実行できます。

  • ポイントのうちの一つの名前がわかっている場合は、観測値のうちの一つを強調表示し、詳細をタップしてポイントの名前を入力します。

  • どのポイントの名前もわからない場合は、+ ポイントをタップして別の観測値を追加します。

また、すべての交会法について以下の改善を行いました:

  • ポイント名と面番号が測定フォームに表示されるようになりました

  • 交会法中にポイント名を変更できるようになり、その際は再計算されるようになりました。

  • マップが交会法 - 残差フォームの横に表示されるようになりました。交会法観測はマップ上で黄色で表示され、計算された測点は塗りつぶされた黄色の円として表示されます。

  • 後視チェックボックスの名称は前視のみに変更され、初期設定では選択されていません。この変更は、器械設置(複数後視点)でも行われました。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ交会法を実行するトピックを参照してください。

交会法および器械設置(複数後視点)の前視のみチェックボックス

交会法および器械設置(複数後視点)ワークフローの後視チェックボックスは、わかりやすさを向上させるために前視のみに名称が変更されました。このチェックボックスは、初期設定でオフ/未選択になりました。有効にすると、観測結果は前視観測として保存され、交会法または器械点設置計算から除外されます。

改善された測定コードの編集

測定コード機能で、線画の作成方法とコードの保存方法について、2つの異なるワークフローがサポートされるようになりました。特徴コードライブラリをTrimble AccessまたはFeature Definition Managerで作成する場合、新しいラインとコードフィールドで、次のオプションから選択できるようになりました。

  • ポイント上のコードを使用して特徴コード化された線画を作成する

  • ライン上のコードを含むポリラインを保存

ポイント上のコードを使用して特徴コード化された線画を作成する、は多くのTrimble Accessのお客様が長年にわたって使用してきた方法です。この方法では、FXLで定義されたリッチポイントシンボルと線画を、ポイントとともに保存されているコードに基づいて作成できます。ジョブには線図は保存されません。DXFファイルは、シンボルと線図を含め、Trimble Accessからエクスポートすることができます。Trimble Business Centerでは、特徴コードを処理し、オフィスで同じ線画を再現することができます。

特徴コード化した線画を、ポイント観測画面と地形測定画面、および測定コード画面で作成できます。制御コードを使用してラインを開始すると、ラインは主にポイントが作成される順序によって定義されます。つまり、特徴コード化された線画は、線に沿って点を順番に測定する場合には効果的ですが、他の点を挿入するために線画を変更するのは難しくなります。

ライン上のコードを含むポリラインを保存は、現在のジョブ内に保存されるポリラインおよびポリゴンに対し、FXLで定義されたさまざまな要素を含むラインワークを作成し、コードをそのラインまたはポリゴンとともに保存します。ポリラインやポリゴンは、既存のポイントと新しく測定されたポイントの両方を使用して簡単に作成することができます。ポイントは、ポリラインやポリゴンに簡単に挿入したり、削除したりすることができます。DXFファイルは、シンボルや線画とともにTrimble Accessからエクスポートできます。ポリラインとポリゴンはTrimble Business Centerにインポートされます。

ライン上にコードを含むポリラインを保存することは、地籍ワークフローなど、順不同でポイントを測定する必要がある場合に非常に便利です。地籍測量では、多くの場合、最初にすべての境界の前部に沿ったポイントを測定し、次に境界の後部に沿ったポイントを測定します。境界前部のポイントを測定したら、境界前部のポイントを選択でき、境界後部のポイントを測定すると区画ポリゴンが作成されます。境界ポイントが見落とされることがあっても、必要に応じてポイントをポリラインまたはポリゴンに簡単に挿入できるようになりました。

詳細については、Trimble Accessヘルプ「測定コード」の「ポリラインとポリゴンの測定」をご参照ください。

シェープファイルへのエクスポートの機能強化

ジョブデータをEsriシェープファイル形式にエクスポートする場合、Trimble Accessはライン、円弧、ポリラインをエクスポートするようになりました。以前は、Trimble Accessはすべてのデータをポイントとしてエクスポートしていました。ポイントを含めるラインを含める、および領域エリアを含めるチェックボックスを使用して、含める特徴ジオメトリタイプを選択します。

エクスポート中に、1セットのシェープファイル(.shp、.shx、.dbf、.prj)は、オブジェクトタイプ(ポイント、ライン、円弧、ポリライン)ごとに書き出され、使用される特徴コードごとに1セットのシェープファイルが書き出されます。.shp、.shx、.dbf、.prjコンポーネントをZipファイルとしてシェープファイルとしてエクスポートするには、Zipファイルチェックボックスをオンにします。

関連ファイルまたは背景図のアイテムからポイント、ポリライン、ポリゴンを作成する

関連ファイル(DXFシェープファイルやEsriシェープファイルなど)内で選択した項目、またはKML背景ファイルやKMZ背景ファイル、あるいはウェブフィーチャサービス(WFS)から、Trimble Accessジョブにポイント、ポリライン、ポリゴンを作成できるようになりました。

ジョブに項目を作成するには、含める項目をマップから選択し、タップ&ホールドメニューから選択したものから作成を選択します。選択した項目の属性もジョブにコピーされます。

ジョブでポイント、ポリライン、ポリゴンを作成したら、通常どおり杭打ちや測量計算機能に使用できます。

必要に応じて、ジョブにコピーしたポリラインやポリゴンを編集して、新しい測定ポイントを挿入することもできます。

  • ポリラインに一つのポイントを挿入するには、マップでポイントとポリラインを選択します。ポイントを挿入するセグメントの近くにあるポリラインを長押しし、ポイントの挿入を選択します。同じプロセスを使用してポリゴンにポイントを挿入します。

  • ポリラインからポイントを削除するには、マップ内のポイントを選択し、タップ アンド ホールド メニューから [ ポイントの削除] を選択します。 同じプロセスを使用してポリゴンにポイントを挿入します。

BIMモデル内の六角ボルトの中心線の計算

中心線の計算の測量計算機能で、BIMモデル内の六角ボルトの一般的表現の中心線を計算できるようになりました。

中心線の計算測量計算機能は、マップのタップ&ホールドメニューからのみ使用できます。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ中心線の計算のトピックをご参照ください。

角度のついた辺に対する計測した距離機能の強化

計測した距離測量計算機能を使用する場合、前の辺に対して直角ではない辺を追加できるようになりました。

新しい方向の定義方法フィールドから、次の項目を選択できます。

  • 次の辺が前の辺の左または右に90°になる場合は、直角を選択します。

  • 次の辺が最初の辺の左または右に対して90°以外の角度になる場合は、前後および左右を選択します。前後および垂直の距離を入力すると、ソフトウェアが自動的に辺の角度と長さを計算します。計算された長さを承認するか、あるいは必要に応じて長さを測定して入力します。

  • 角度をキー入力を選択すると、次の辺に必要な角度をキー入力することができます。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ計測した距離のトピックをご参照ください。

ステータスバーのターゲットアイコンの改善

トータルステーション測量中に、スタータスバーのターゲットアイコンが、ターゲット画面で選択されたターゲットの種類を反映するようになりました。

オートロックが有効で、機器がターゲットにロックされている場合、プリズムアイコンに加えて南京錠アイコンが表示されます。機器がロックされていない場合、プリズムアイコンの周りに赤い点滅するハローが表示されます。

選択した開始測点を基準とした杭打ち測点

比例法で測点を杭打ちする場合、新しい測点に比例フィールドで開始する測点を選択できるようになりました。これは、設計は0.00から開始されるが、設計の開始測点ではない測点から測点間隔設定を構成する場合に便利です。たとえば、測点に比例フィールドに500.00と入力し、測点間隔フィールドに30.00を入力すると、500.00、530.00、560.00、590.00などの位置で測点が生成されます。

以前のバージョンと同様に、設計が0.00以外の値から開始する場合にも比例法を使用することができます。

詳しくは、Trimble Accessヘルプ杭打ち可能な測点のトピックを参照してください。

SXスキャニングトータルステーションの動画画面に測量計算グラフィックが表示されるようになりました

Trimble SX10またはSX12スキャニングトータルステーションに接続すると、動画画面には、マップと同様に、測量計算機能で選択したポイントに黄色のハイライトと線が表示されるようになりました。

自動接続画面からGNSS受信機モードを選択

接続画面の自動接続タブで受信機モードを選択できるようになりました。Trimble GNSS受信機チェックボックスをオンにし、基準局または移動局を選択します。これらのオプションは、ソフトウェアがGNSS基準局に接続またはBluetoothタブのGNSS移動局に接続フィールドで構成された受信機に接続を試みるかどうかを制御します。

以前は、受信機モードはGNSS機能画面でしか設定することができませんでした。

ウェブ特徴サービスのダウンロード

以前のバージョンのソフトウェアでは、WFS地形特徴点のダウンロード時に最大境界ボックスとして100kmの範囲が適用されていました。この制限は削除されました。WFS地形特徴点は、その範囲の広さに関係なく、WFSの設定時に指定した範囲内でダウンロードされるようになりました。

Trimble Connectとファイルを同期するときのステータスメッセージの改善

Trimble Connectからのファイルのダウンロードまたはアップロードに失敗した場合に表示されるメッセージを改善しました。新しいメッセージには、同期が失敗した理由が表示されます。

Trimble Connectでプロジェクトからファイルが削除されると、Trimble Accessに表示されるメッセージでファイルが削除されたことを報告し、コントローラーからローカルファイルを削除するように求めるようになりました。以前は、このメッセージでは、ファイルの新しいバージョンがダウンロード可能であると誤って報告していました。

IFC線形 - 鉛直円弧

Trimble Accessでは、IFC 4.3ファイルの垂直円弧のある線形がサポートされるようになりました。

日本用QZSS CLASサポート

日本のユーザは、QZSS CLAS PPP信号を使用して測量を行うことができるようになりました。RTK測量スタイルの移動局オプション画面の測量タイプで、放送フォーマットをQZSS CLASに設定できるようになりました。QZSS CLASは、日本のセンチメートルレベルの全国測位PPP-RTK補正サービスを提供します。補正情報はQZSS L6D信号で放送され、GPS、GalileoおよびQZSSを含む複数のGNSSに対応しています。ファームウェアバージョン6.26以降で正しいオプションが選択された受信機を使用する必要があります。

Android 14

Trimble Accessアプリケーションは、Androidコントローラーで最新のプライバシー保護を提供するAndroid14オペレーティングシステムを念頭に構築されています。AndroidデバイスにTrimble Accessをインストールするときに、安全でないアプリケーションをインストールしていることを示唆するメッセージは表示されなくなりました。

特定のAndroidビルドのアプリケーションビルドを念頭に構築されたことと、アプリケーションをインストールできるAndroidのバージョンとは関係ありません。Trimble Accessは、Android 13以前を搭載しているコントローラーでも引き続き使用することができます。

Android 14に組み込まれたセキュリティが強化された結果、Trimble Accessソフトウェアは、ソフトウェアを初めて実行するときにストレージへのアクセスを許可するように求めます。Trimble Accessからコントローラ上のファイル、プロジェクト、ジョブ、データファイルおよびシステムファイルの保存およびアクセスを行うには、ストレージへのアクセスの許可が必要です。

座標系データベース更新

Trimble Accessと共にインストールされるTrimble座標系データベースには、以下の拡張強化が含まれています:

  • REDGEOMIN(チリにおける鉱業)のサポートを追加

  • コスタリカでのCR-SIRGASのサポートを追加

  • US SPCS 2022のアルファ版を追加

  • ドバイのRTXを固定

  • サウジアラビアで現在も使用されているMOMRA VRSのサポートを追加

  • オレゴン州の低歪み投影ゾーンを追加

  • サウジアラビアで現在も使用されているレガシー座標系「Ain el Abd 1970」のサポートを改善

  • カナダの新しい速度モデルを追加

ヘルプおよびリリースノートがポーランド語で利用可能になりました

一般観測 / 基本観測道路トンネルおよぼ採掘鉱Trimble Accessヘルプがポーランド語で提供されるようになりました。ヘルプは、ポーランド語の言語パックをインストールしてコントローラにインストールするか、help.fieldsystems.trimble.com/trimble-access/latest/pl/home.htmのTrimble Field Systemsヘルプポータルで表示することができます。

Trimble Accessバージョン2025.10リリースノートは、ポーランド語版も提供されています。以前のバージョンにつきましては、英語のリリースノートをご参照ください。

ハードウェアのサポート

Trimbleミニプリズム

Trimble Access 2025.10では、新しいTrimbleミニプリズムがサポートされています。

解決された問題

  • クラウドプロジェクトを削除できない: 管理者がプロジェクトから退出した後も、またはプロジェクトからの割り当てが解除された後も、プロジェクトに割り当てられているように見えるため、クラウドプロジェクトを削除できない問題を修正しました。

  • ジョブ画面の項目が応答しない: ジョブのダウンロードを開始し、すべてのファイルのダウンロードが完了する前にEscキーをタップした場合、ジョブ画面の一部の項目をタップしても応答がない問題を修正しました。インポートソフトキー、各ジョブの横にあるダウンロードアイコン、ダウンロードメニュー項目などが応答しませんでした。

  • ジョブの同期ステータス: Trimble Access同期スケジューラを使用して自動同期を完了した後、ジョブのステータスが更新中のままになる問題を修正しました。

  • レイヤーマネージャーのクラウドファイル: クラウドから最新バージョンのファイルをダウンロードした後、レイヤーマネージャーポイントファイルタブとマップファイルタブでファイル名が赤のままになる問題を修正しました。

  • Trimble ConnectからのWMTSファイル: Trimble ConnectからコントローラにダウンロードされたWMTSファイルが、システムファイルフォルダではなくプロジェクトフォルダに保存される問題を修正しました。

  • プロジェクト画像: Trimble Accessを初めて実行するときに、コントローラカメラを使用してキャプチャした画像を新しいプロジェクトの画像として選択できない問題を修正しました。

  • JXLのジオイドファイルのダウンロード: JXLファイル(TBCからエクスポートされたジョブ)からジョブを作成する際に、コントローラがインターネットに接続されているが、ジオイドファイルが自動的にダウンロードされず、ジョブを開けなかった問題を修正しました。

  • 関連シェープファイル内のポイントがマップに表示されない: 標高がヌル値の座標を持つポイントがマップに表示されない問題を修正しました。

  • 関連付けられたシェープファイル内のポリラインとポリゴンがマップに表示されない: 同じ北距または東距を持つ隣接するポイントを持つポリラインまたはポリゴンが、Trimble Accessではマップに正しく表示されないが、Trimble Business Centerでは正しく表示される問題を修正しました。

  • ウェブ特徴サービスレイヤー: ウェブ特徴サービスの一部の曲線レイヤーと面レイヤーがTrimble Access2024.01以前で利用可能だったが、Trimble Accessには読み込まれなかった問題を修正しました。

  • マップフィルタのクリア: レイヤーマネージャフィルタタブを使用してフィルタを適用すると、ワイルドカード検索画面で任意のフィールドに*を入力するか、リセットをタップしてフィルタをクリアしようとしても効果がないという問題が修正されました。

  • マップのダークモード: ダークモードが有効になっている場合のマップ内の一部のアイコン、特にターゲットアイコンの見え方を改善しました。

  • リスト属性: ジョブがJXLファイルから作成された場合に、拡張リスト属性または「複数選択」属性がポイントから欠落していた問題を修正しました。

  • 測定コードボタンが更新されない: ジョブに別の特徴ライブラリFXLファイルを選択すると、測定コード画面のボタングリッドに割り当てられたコードが更新されなかった問題を修正しました。

  • 測定コードの自動測定設定がオフセット測定に適用されなくなりました: 測定コードオプション画面で自動測定設定が有効になっている場合、トータルステーション測量で距離オフセット、GNSS測量で水平チルトオフセットなどのオフセット方法を使用して測定する際に、ソフトウェアは自動的にポイントを測定しなくなりました。

  • 面選択: 切土/盛土デルタの面を追加すると、プロジェクトフォルダ内のすべての面ファイルではなく、レイヤーマネージャで表示または選択可能に設定された面ファイルのみがリストに表示されるようになりました。

  • 面標高: マップに表示される面標高に鉛直方向の工事オフセットが含まれていなかった問題を修正しました。

  • キー入力されたポリライン: ポイントが降順で表示されるポイント範囲を使用してポリラインをキー入力した場合、ポリラインのプレビューは正しく表示されるが、作成後はポイントが昇順でポリラインに追加されるため、ポリラインのジオメトリが正しく表示されないという問題を修正しました。

  • ポリラインのキー入力: ポイント範囲を使用してポリラインをキー入力したときに、指定範囲外のポイントが含まれることがあった問題を修正しました。以前は、ポイント範囲で指定されたポイント名と最初の数文字が同じポイントも含まれてしまっていました。例えば、T1-T4というポイント範囲を入力した場合、T1CとT2Dという名前のポイントも含まれていました。

  • 面までの垂直距離: 機器のセットアップの標高が面の標高と近いトータルステーションを使用して面までの杭打ちを実行しているときに、Trimble Accessが垂直な切土/盛土を、盛土ではなく切土、または切土の代わりに盛土と報告することがあった問題を修正しました。Trimble Accessは、現在の位置が面の上または下にある場合にのみ、 現在位置から面までの垂直距離を報告し、使用される用語が切土または盛土ではなくまたはになりました。

  • 逆算の計算: ポイントの一つがキー入力された方位角によって定義された後視ポイントである場合、逆算の計算測量計算機能が計算に失敗する問題を修正しました。

  • 単独ポイント計測距離調整: 単独のポイントで開始された計測距離の測量計算調整の閉合差が、回転を適用する前に計算される問題を修正しました。閉合差は、回転が適用された後に計算されるようになりました。

  • パノラマ: Trimble S Seriesトータルステーションに接続しているときに、先にビデオ画面を開いてからパノラマ画像を作成しないと、ビデオフィードがフリーズしていた問題を修正しました。

  • ファンクションキーを使用したターゲットの変更: ターゲットの変更機能を有効にするのにコントローラーのファンクションキーを設定したときに発生していた次の問題を修正しました。

    • ファンクションキーを押してターゲットを変更しても、開いているすべての画面またはフォームでターゲットが変更されませんでした。

    • 以前に設定されたターゲットが削除されて新しいターゲットが追加された場合、ファンクションキーを複数回押しても、すべての設定済みターゲットが順次表示されませんでした。

  • AT360のチルト距離: AT360アクティブターゲットに接続すると、AT360のチルトセンサーオプション画面にチルト距離の値が表示されるようになりました。以前は、この値は常に「?」として表示されていました。

  • EM940無線設定: Empower EM940 RTK無線モジュールで国を設定する際の動作を改善しました。チャネル帯域幅と国を変更するときに表示される利用可能なオプションは、各国で許可される設定をより適切に反映するようになりました。

  • Androidショートカットを使用したら機器の接続が失われる: Androidデバイスの電源キーをすばやく2回続けて押すと、デバイスと機器の間の接続が失われていた問題を修正しました。電源キーをすばやく2回続けて押すのは、カメラアプリを開くための一般的なショートカットです。修正後は、電源キーをすばやく2回続けて押すとカメラアプリが開き、機器の接続は維持されるようになりました。コントローラーの電源キーを2回押すときに、1回目と2回目の間が少し空くと、画面がオフになるようになりましたが、機器の接続は維持されます。

  • メモの確認: 英数字キーパッドがないコントローラーでメモを確認するときに、画面キーボードが自動的に表示されるようになりました。

  • アプリケーションエラー:ソフトウェアを使用したり閉じたりする際にアプリケーションエラーを時折発生させる幾つかの問題を修正しました。とりわけ:

    • Windows搭載コントローラーでTrimble Accessソフトウェアを起動すると、サブスクリプションユーザーにアプリケーションエラーが発生することがありました。

    • ジョブを作成し、KMLファイルまたはKMZファイルに関連付けようとするとき。

    • ポイント名フィールドが自動的に入力されなかった線形の杭打ちを実行する場合。

    • ポイントへのナビゲーション中に器械点設置を実行する場合。

    • 統合測量中、機器が接続されたばかりでビデオストリームの開始中にGNSSで杭打ちを開始するとき。
    • トラバースを編集し、開始測点フィールドに存在しない測点番号を入力する場合。
    • 縦置きモードで実行されているコントローラでポイントまでナビゲート画面が開いているときに、杭打ちオプション画面を表示した後。