SBAS
衛星航法補強システム(SBAS)信号は、無線リンクなしでも、リアルタイムでディファレンシャル補正された位置を提供します。地上の無線機リンクが故障停止しているときに、SBAS を使用してリアルタイム測量ができます。
SBAS 信号を使用するには、測量スタイルの「移動局オプション」スクリーンで、「衛星ディファレンシャル」をSBASに設定します。リアルタイム ディファレンシャル測量では、放送フォーマットをSBASに設定することで、無線リンクなしでもSBAS ポジションを常に保存できます。
リアルタイムディファレンシャル測量で、移動局がQZSS信号を捕捉できる場合、「放送フォーマット」フィールドにある「SBAS」を選択して、「QZSS」チェックボックスをチェックします。これにより移動局受信機がQZSS衛星を捕捉できるようになり、QZSSディファレンシャルネットワーク圏内にいる場合は、QZSS SBASディファレンシャル補正を使用することができるようになります。
SBAS信号の受信中には、無線機アイコンがSBASアイコンに換わります。RTK測量では、RTK:SBASがステータスラインに表示されます。
SBAS測量では、QC1品質管理情報が利用可能で、 QC2およびQC3が利用不可となります。
SBAS信号の可用性は、現在地によって決まります。例えば、
- WAASは南北アメリカで利用可能です。
- EGNOSはヨーロッパで.
- MSASとQZSSは日本で利用可能です。