サイトキャリブレーションのために測量スタイルを設定するには
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をタップし、設定/ 測量スタイルを選択します。必要な測量スタイルを選択します。
- 「サイトキャリブレーション」をタップします。
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キャリブレーション計算で水平縮尺係数と水平回転を修正するか、計算するかを選択します。
値を修正するには、水平縮尺を1.0に修正するチェックボックスを選択し、水平回転を0に修正するチェックボックスを選択します。値を計算するには、チェックボックスの選択を解除します。
これらのチェックボックスの選択は、グローバル基準フレームからの信頼性の高い変換を伴う最新の詳しく正義された座標系で作業を行う際や、その座標系内で高品質のローカル制御を使用する際に推奨されます。GNSS測量を局所制御に合わせて拡大・縮小、または回転する必要がある場合には、これらのチェックボックスの選択を解除する必要があります。
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計算、適用の対象となる縦断線形のタイプを選択します:
- 一定の調整のみ のオプションはキャリブレーションポイントの測定済標高と水準標高に最も適した鉛直シフト値を解析します。正確なジオイドモデルがある場合に推奨される設定です。
- 傾斜面 オプションは、キャリブレーションポイントの測定済標高と水準標高に最も適した鉛直シフト値と北・東傾斜を解析します。正確なジオイドモデルがない場合、またはジオイドモデルが鉛直基準点観測に合っていない場合はこのモデルを使用します。
水平縮尺を1.0に固定チェックボックスと水平回転を0に固定チェックボックスの選択を解除し、斜面オプションを選択すると、残差が少なくなります。ただし、高品質基準点観測、精密な測量、および大きなプロジェクト領域がない限り、これらの少ない残差は測量を過剰適合している結果であり、サイトキャリブレーション品質を正しく示しているものではありません。
- Trimble Accessソフトウェアがキャリブレーションポイントの測定時に自動的にキャリブレーションを行うようにするには、「自動キャリブレート」チェックボックスをオンにします。自動キャリブレーションをオフにするには、そのチェックボックスをオフにします。
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キャリブレーションポイントに該当する観測タイプを選択します。キャリブレーションポイントに対するオプションは、地形ポイント、または観測した基準点です。
観測タイプを地形ポイントにすると、すべての設定は、測量スタイルで 地形ポイント 用に定義されます。
- 必要であれば、最大水平・垂直残差に対する許容値と、最大と最小の水平縮尺設定を設定します。こういった設定は自動キャリブレーションのみに適用され、マニュアルキャリブレーションには影響しません。
鉛直調節面の最大勾配も指定できます。ソフトウェアは、北方向の勾配か東方向の勾配がこれを超えると警告します。一般的に標準設定が適切です。
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測定するキャリブレーションポイントがどのように名付けられるかを特定します。
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「方法」フィールドで、以下のオプションの1つを選択します。 「接頭文字追加」「接尾文字追加」または「定数追加」。
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「追加」フィールドで、接頭文字か接尾文字、定数を入力します。
下の表は、異なるオプションとそれぞれの例を示しています。
オプション ソフトウェアが行うこと 追加フィールドの値の例 グリッドポイント名 キャリブレーションポイント名 同じ
キャリブレーションポイントにグリッドポイントと同じ名前を与える
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100
100
接頭文字追加
グリッドポイント名の前に接頭文字を挿入
GNSS_
100
GNSS_100
接尾文字追加
グリッドポイント名の後に接尾文字を挿入
_GNSS
100
100_GNSS
定数の追加
グリッドポイント名に値を追加
10
100
110
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サイトキャリブレーションが計算されていなかったジョブでサイトキャリブレーションが計算されると、現在選択されている測量スタイルの設定が使用されます。これらの設定を変更するには、サイトキャリブレーション画面のオプション をタップし、必要な調整を行ってから、承認をタップします。これらの変更はジョブに使用されますが、現在の測量スタイルには書き込まれません。サイトキャリブレーションが計算され、ジョブに保存されると、その計算で使用された設定が、サイトキャリブレーションの詳細と共にジョブに保存されます。後で同じジョブのサイトキャリブレーション機能に戻ると、前回のサイトキャリブレーションに使用されたジョブデータベースの設定が、現在の測量スタイルの設定と異なる場合、ジョブデータベースの設定が優先されます。現在の測量スタイルから設定を復元するには、オプションタップし、初期設定 ソフトキーをタップします。現在の測量スタイルからオプションが設定されます。承認をタップすると、測量スタイルの設定がサイトキャリブレーションの再計算に使用されます。