測量セットアップ
Trimble Accessで行うすべての測量は「測量スタイル」に管理されます。測量スタイルは、機器の設定と通信、およびポイントの測定と杭打ちのパラメータを定義します。設定内容はすべてまとめてテンプレートとして保存され、測量時に毎回使用されます。
Trimble Accessには、以下の規定の測量スタイルがあります:
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トータルステーション測量スタイル:
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SX10&SX12
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VX/Sシリーズ
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GNSS測量スタイル:
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RTK
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RTX(SV)
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統合測量スタイル:
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IS Rover
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既定の測量スタイルは、ソフトウェアの新規インストールが開始されたときにTrimble Accessによって作成されますが、これは既存の測量スタイルが存在しない場合に限ります。
Trimble Accessの旧バージョンからアップグレードする際、測量スタイルファイルは既に存在し、必要に応じてアップグレードされますが、新規測量スタイルは作成されません。Trimble Accessに既定の測量スタイルを再度作成させ、Trimble Accessをシャットダウンするには、System Filesフォルダのすべての.styファイルを削除してからTrimble Trimble Accessを再起動します。
システムに付属のスタイルを何も設定せずに使用できますが、必要ならば初期設定を変更することも可能です。使用可能な測量スタイルを表示させるには、をタップし、設定 / 測量スタイルを選択します。
測量スタイルを修正するには、スタイルを選択し、編集をタップします。初期設定のスタイルが必要条件と一致しない場合には測量スタイルを編集します。
測量の種類
一般測量では、コントローラーがトータルステーションなどの従来式測量機器に接続され、測量スタイルにより機器パラメータが設定されます。
GNSS測量では、コントローラは移動局または基準局のGNSS受信機に接続され、測量スタイルから特定測量タイプに必要な機能を実行するための指示(リアルタイム補正情報をどこから取得するかなど)が受信機に送られます。
統合測量においては、従来式測量機器と GNSS受信機とに同時にコントローラを接続します。Trimble Accessソフトウェアを使用し、同一ジョブ内で、素早く、両機器の間の切り替えが可能です。
測量の種類を問わず、レーザ測距儀やエコーサウンダーなどの追加機器にコントローラを接続することも可能です。
測定および杭打ち設定
測量の種類を問わず、下記の優先設定を定義できます:
- ポイント
- 杭打ち
- 重複ポイントの許容値
測量の途中でこれらの設定を変更するには、測量スタイル画面に戻り、測量スタイルを編集するか、測定または杭打ち画面でオプションをタップします。