距離のオフセットにより測定を行うには
一般測量において、ポイントにアクセスできないけれども、ターゲットポイントからオブジェクトへの水平距離が測定できる場合にこの観測方法を使用します。 「距離オフセット」を使用すると、1つまたは2つ、3つの距離を1度にオフセットできます。
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をタップし、測定 / 地形の測定を選択します。
- ポイント名を入力し、必要に応じてコードも入力します。
- 「方法」フィールドで「距離オフセット」を選択します。
- 「ターゲットの高さ」フィールドに、ターゲットの高さを入力します。
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オプション をタップします。
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オフセット元となるオブジェクトからの視点を設定します。サーボ/ロボティックグループボックスで設定を変更します。詳しくは、サーボ/ロボティックを参照してください。
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計測値を保存した後、距離オフセット値を自動的に0にリセットします。保存後にオフセットをリセットチェックボックスを選択します。
このオプションは通常、オフセットを一つだけ測定する場合に便利です。通常、測定を繰り返す場合は、保存後にオフセットをリセットチェックボックスをオフのままにして、ソフトウェアが次の測定のオフセット値を記憶するようにします。
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左右オフセットの二つの値をあらかじめ設定しておくには、カスタム左右オフセット1とカスタム左右オフセット2に値を入力します。
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該当する場合は、左・右オフセットフィールドに、ターゲットから物体までの左または右オフセットを入力します。
オプション画面でカスタムオフセットを設定済みの場合は、
をタップし、オフセットを選択します。
3つのオフセット値をすべて0に設定するには、
をタップし、オフセットを0に設定をタップします。3つのフィールドがすべて0に設定されている場合は、測定は「角度と距離」測定として扱われます。「オフセットを0に設定」オプションは、「前・後オフセット」と「鉛直距離オフセット」フィールドからも選択できます。
- 必要の応じて、ターゲットからオブジェクトまでの「前・後オフセット」を入力します。
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必要の応じて、ターゲットからオブジェクトまでの「垂直距離オフセット」を入力します。
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「測定」 をタップします。
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測量スタイルで「保存前に表示」チェックボックスにチェックマークを入れた場合には、オフセット距離に対して調整された観測が現れます。 「保存」をタップします。
ソフトウェアは、調整された水平角と鉛直角、斜距離を、オフセット測定詳細を持つオフセットレコード内にだけでなく、ポイントレコード内にも保存します。
「オフセット / 杭打ち方向」を「機器位置から見る」に設定してポイント5を測定した例が下の図に示されています。
- ターゲット (3) の左にオフセット (2)
- 機器ステーション (1) からと同方向にオフセットを延長(4)
- 垂直にオフセット (6)