FineLockおよびLong Range FineLock

一部のTrimble機器は、近接した2つのプリズムに対して静止ターゲット測定性能を高めるFineLockおよびLong Range FineLock技術を搭載しています。FineLockは移動中のプリズムを追跡しません。

以下を使用します：

  • FineLockは、複数のプリズムが近接している場合に20 〜700 m離れたプリズムをロックおよび測定します。

    FineLockレンズアパチャーを搭載した機器では、FineLock技術を使用して20m以上の距離にあるプリズムをロックして測定することができます。

  • Long Range FineLockは、250 〜2500 m離れたプリズムをロックおよび測定します。

注意 – ターゲット間の距離はかならず4mrad以上にして下さい。

注意 –ソフトウェアは、プリズムまでの距離が対応範囲外の場合は警告を表示し、測定を実行しません。ただし、角度のみの測定など距離を測定できない場合は、警告を表示できず、測定値は保存されます。FineLockおよび長距離FineLockを有効にし、指定距離範囲外でプリズムまで測定した距離は信用度が高くありません。使用しないでください。

FineLockおよびLong Range FineLockテクノロジは常にTRK、DR、Autolockモードより優先され、同時に使用することはできません。FineLockまたはLong Range FineLockテクノロジを有効にすると、AutolockまたはGeoLockは自動的に無効になります。TRKまたはDRモードが有効な状態でFineLockまたはLong Range FineLockを有効にした場合、観測はSTDモードで測定されます。

FineLockはターゲット制御画面または機器機能画面から有効にできます。FineLockの有効化については、「Autolock、Geolock、FineLock、長距離FineLockの有効化」をご参照ください。

注意 – 長距離FineLockハードウェアは望遠鏡と同軸ではありません｡同軸ではない長距離FineLockハードウェアに関連する鉛直エラーを回避するには、face 1およびface 2全ての点を観察する必要があります。